基礎知識

松坂拓紀プロのパドルコラム 【第3回】|14mmと16mmでは何が違う?厚みがプレーに与える影響

こんにちは。
プロピックルボールプレーヤーの松坂拓紀です。

前回は、ピックルボールのパドルにおける「パワーパドル」「コントロールパドル」の違いについてお話ししました。

その中で、初心者の方にはまず16mmのパドルをおすすめしたい、ということもお伝えしました。

すると、よくこのような質問をいただきます。

「14mmと16mmでは、実際に何が違うんですか?」

パドルの厚みは、見た目だけでは分かりにくい部分です。

しかし、実際に打ってみると、打感やボールの飛び方、コントロールのしやすさに違いが出てきます。

今回は、14mmと16mmのパドルの違いについて、僕自身の経験も交えながら、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

そもそも14mmと16mmとは?

ピックルボールのパドルでよく見る14mm16mmという数字は、主にパドル内部のコアの厚さを表しています。

数字だけを見ると、14mmと16mmの差はたった2mmです。

しかし、この2mmの違いでも、実際に打ってみると、打感やボールの飛び方は意外と変わります。

特に初心者の方ほど、この厚みの違いを知っておくと、最初のパドル選びがしやすくなります。

パドル選びで迷ったときは、メーカーや価格だけでなく、厚みにも注目してみてください。

14mmパドルの特徴

14mmのパドルは、比較的打感が硬く、球離れが早いと感じることが多いです。

ボールがパドルに当たってから離れるまでが早いため、ドライブやスマッシュでスピードを出しやすい傾向があります。

また、16mmに比べると薄いため、振り抜きやすいモデルも多いです。

速い展開で反応したい方や、ボールをしっかり弾いて攻撃したい方には、14mmのパドルが合う場合があります。

一方で、14mmはボールがすぐに離れやすい分、ドロップショットやディンクのようなタッチショットでは、少し難しく感じることがあります。

特に、まだ力加減や距離感に慣れていない初心者の方にとっては、ボールが思ったより飛んでしまうこともあると思います。

16mmパドルの特徴

16mmのパドルは、14mmに比べて打感がやわらかく、ボールを受け止める感覚が出やすいです。

ボールを少し持つような感覚があるため、ドロップショットやディンクをコントロールしやすいと感じる方が多いと思います。

ピックルボールでは、強く打つショットだけでなく、相手コートの浅い場所に落とすショットや、キッチン付近でやわらかく打つショットがとても大切です。

16mmのパドルは、こうした繊細なショットを練習しやすく、ミスも減らしやすい傾向があります。

初心者の方にとっては、ボールの距離感をつかみやすいことも大きなメリットです。

そのため、最初の1本としては、16mmのパドルをおすすめしやすいです。

僕自身はどう使い分けているか

僕自身は、普段は16mmのパドルを使うことが多いです。

理由は、ドロップショットやディンクなど、繊細なショットを打ちやすいと感じるからです。

試合では、強く打つ場面だけでなく、相手の足元に沈めたり、ネット際でやわらかくコントロールしたりする場面が多くあります。

そのような場面では、ボールを受け止める感覚がある16mmのパドルの方が、安心してプレーしやすいと感じています。

ただし、いつも必ず16mmを使うというわけではありません。

たとえば、湿度が高く、ボールが少し柔らかく感じるような環境では、14mmのパドルを選ぶこともあります。

ボールが重く感じたり、いつもより飛びにくいと感じたりする環境では、14mmの反発や球離れの良さが助けになることもあります。

大会では、相手のプレースタイルだけでなく、気温や湿度、ボールの状態など、環境も考えながらパドルを選ぶことがあります。

初心者は14mmと16mmのどちらを選べばいい?

初心者の方が最初の1本を選ぶなら、僕はまず16mmのパドルをおすすめします。

理由は、コントロールを身につけやすいからです。

ピックルボールを始めたばかりの頃は、強いボールを打つことよりも、まずはボールを相手コートに安定して返すことが大切です。

そして、ドロップショットやディンクなど、ピックルボールらしい基本技術を覚えていくことが上達につながります。

16mmのパドルは、打感がやわらかく、ボールを受け止める感覚があるため、こうした基本技術を練習しやすいと思います。

もちろん、14mmが悪いわけではありません。

14mmのパドルには、振り抜きやすさや、スピードを出しやすい良さがあります。

ただ、最初から14mmを選ぶよりも、まずは16mmでコントロールを身につけて、プレーに慣れてきてから、もう少しパワーや振り抜きやすさが欲しいと感じたタイミングで14mmを検討しても遅くないと思います。

まとめ|迷ったらまず16mmから始めてみる

14mmと16mmは、たった2mmの違いですが、実際にプレーしてみると打感やボールの飛び方に違いがあります。

14mmのパドルは、球離れが早く、パワーを出しやすいのが特徴です。

ドライブやスマッシュでスピードを出したい方や、振り抜きやすさを重視したい方には合う場合があります。

一方で、16mmのパドルは、ボールを受け止める感覚があり、コントロールしやすいのが特徴です。

ドロップショットやディンクを安定させやすく、初心者の方にも扱いやすい厚みだと思います。

どちらが優れているというわけではありません。

大切なのは、自分のレベルやプレースタイルに合った厚みを選ぶことです。

パドル選びで迷ったときは、まず

16mmから始めてみる

ことをおすすめします。

コントロールを身につけながら、自分に合う打感やプレースタイルを少しずつ探していくと、パドル選びももっと楽しくなると思います。

次回は、パドルの形についてお話しします。

エロンゲイティッド、ハイブリッド、ワイドボディでは、プレーにどのような違いが出るのか。

自分にはどの形が合っているのか、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

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