基礎知識
松坂拓紀プロのパドルコラム 【第3回】|14mmと16mmでは何が違う?厚みがプレーに与える影響
更新日:2026/07/16

目次
こんにちは。
プロピックルボールプレーヤーの松坂拓紀です。
前回は、ピックルボールのパドルにおける「パワーパドル」と「コントロールパドル」の違いについてお話ししました。
その中で、初心者の方にはまず16mmのパドルをおすすめしたい、ということもお伝えしました。
すると、よくこのような質問をいただきます。
「14mmと16mmでは、実際に何が違うんですか?」
パドルの厚みは、見た目だけでは分かりにくい部分です。
しかし、実際に打ってみると、打感やボールの飛び方、コントロールのしやすさに違いが出てきます。
今回は、14mmと16mmのパドルの違いについて、僕自身の経験も交えながら、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
そもそも14mmと16mmとは?
ピックルボールのパドルでよく見る14mmや16mmという数字は、主にパドル内部のコアの厚さを表しています。
数字だけを見ると、14mmと16mmの差はたった2mmです。
しかし、この2mmの違いでも、実際に打ってみると、打感やボールの飛び方は意外と変わります。
特に初心者の方ほど、この厚みの違いを知っておくと、最初のパドル選びがしやすくなります。
パドル選びで迷ったときは、メーカーや価格だけでなく、厚みにも注目してみてください。
14mmパドルの特徴
14mmのパドルは、比較的打感が硬く、球離れが早いと感じることが多いです。
ボールがパドルに当たってから離れるまでが早いため、ドライブやスマッシュでスピードを出しやすい傾向があります。
また、16mmに比べると薄いため、振り抜きやすいモデルも多いです。
速い展開で反応したい方や、ボールをしっかり弾いて攻撃したい方には、14mmのパドルが合う場合があります。
一方で、14mmはボールがすぐに離れやすい分、ドロップショットやディンクのようなタッチショットでは、少し難しく感じることがあります。
特に、まだ力加減や距離感に慣れていない初心者の方にとっては、ボールが思ったより飛んでしまうこともあると思います。
16mmパドルの特徴
16mmのパドルは、14mmに比べて打感がやわらかく、ボールを受け止める感覚が出やすいです。
ボールを少し持つような感覚があるため、ドロップショットやディンクをコントロールしやすいと感じる方が多いと思います。
ピックルボールでは、強く打つショットだけでなく、相手コートの浅い場所に落とすショットや、キッチン付近でやわらかく打つショットがとても大切です。
16mmのパドルは、こうした繊細なショットを練習しやすく、ミスも減らしやすい傾向があります。
初心者の方にとっては、ボールの距離感をつかみやすいことも大きなメリットです。
そのため、最初の1本としては、16mmのパドルをおすすめしやすいです。
僕自身はどう使い分けているか
僕自身は、普段は16mmのパドルを使うことが多いです。
理由は、ドロップショットやディンクなど、繊細なショットを打ちやすいと感じるからです。
試合では、強く打つ場面だけでなく、相手の足元に沈めたり、ネット際でやわらかくコントロールしたりする場面が多くあります。
そのような場面では、ボールを受け止める感覚がある16mmのパドルの方が、安心してプレーしやすいと感じています。
ただし、いつも必ず16mmを使うというわけではありません。
たとえば、湿度が高く、ボールが少し柔らかく感じるような環境では、14mmのパドルを選ぶこともあります。
ボールが重く感じたり、いつもより飛びにくいと感じたりする環境では、14mmの反発や球離れの良さが助けになることもあります。
大会では、相手のプレースタイルだけでなく、気温や湿度、ボールの状態など、環境も考えながらパドルを選ぶことがあります。
初心者は14mmと16mmのどちらを選べばいい?
初心者の方が最初の1本を選ぶなら、僕はまず16mmのパドルをおすすめします。
理由は、コントロールを身につけやすいからです。
ピックルボールを始めたばかりの頃は、強いボールを打つことよりも、まずはボールを相手コートに安定して返すことが大切です。
そして、ドロップショットやディンクなど、ピックルボールらしい基本技術を覚えていくことが上達につながります。
16mmのパドルは、打感がやわらかく、ボールを受け止める感覚があるため、こうした基本技術を練習しやすいと思います。
もちろん、14mmが悪いわけではありません。
14mmのパドルには、振り抜きやすさや、スピードを出しやすい良さがあります。
ただ、最初から14mmを選ぶよりも、まずは16mmでコントロールを身につけて、プレーに慣れてきてから、もう少しパワーや振り抜きやすさが欲しいと感じたタイミングで14mmを検討しても遅くないと思います。
まとめ|迷ったらまず16mmから始めてみる
14mmと16mmは、たった2mmの違いですが、実際にプレーしてみると打感やボールの飛び方に違いがあります。
14mmのパドルは、球離れが早く、パワーを出しやすいのが特徴です。
ドライブやスマッシュでスピードを出したい方や、振り抜きやすさを重視したい方には合う場合があります。
一方で、16mmのパドルは、ボールを受け止める感覚があり、コントロールしやすいのが特徴です。
ドロップショットやディンクを安定させやすく、初心者の方にも扱いやすい厚みだと思います。
どちらが優れているというわけではありません。
大切なのは、自分のレベルやプレースタイルに合った厚みを選ぶことです。
パドル選びで迷ったときは、まず
16mmから始めてみる
ことをおすすめします。
コントロールを身につけながら、自分に合う打感やプレースタイルを少しずつ探していくと、パドル選びももっと楽しくなると思います。
次回は、パドルの形についてお話しします。
エロンゲイティッド、ハイブリッド、ワイドボディでは、プレーにどのような違いが出るのか。
自分にはどの形が合っているのか、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
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