基礎知識
松坂拓紀プロのパドルコラム|初心者におすすめのピックルボールパドル選び【第1回】
更新日:2026/07/07

目次
こんにちは。
プロピックルボールプレーヤーの松坂拓紀です。
今回から、ピックルボールのパドル選びについて、初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきます。
第1回のテーマは、「初心者の方が最初に選ぶパドル」についてです。
ピックルボールを始めたばかりの方から、よくこのような質問をいただきます。
- 最初のパドルは、どれを選べばいいですか?
- 高いパドルを買った方がいいですか?
- プロと同じモデルを使えば上達できますか?
パドル選びはとても楽しい一方で、最初は迷いやすい部分でもあります。
最近はパドルの種類も増えていて、価格も、手に取りやすいものから、3万円〜4万円台の高額モデルまでさまざまです。
もちろん、高額なパドルや、プロ選手が使っているモデルには、優れた性能があります。
ただ、初心者の方にとって、最初から高額なパドルやプロ仕様のパドルが、必ずしも使いやすいとは限りません。
僕が初心者の方にまずお伝えしたいのは、
最初の1本は“扱いやすさ”を大切にしてほしい
ということです。
強いボールを打てることよりも、まずはボールをコントロールしやすいこと。
これが、初心者のパドル選びではとても大切です。
ピックルボールでは、速いショットだけでなく、ドロップやディンクのように、やわらかくボールを運ぶショットがとても重要になります。
そのため、最初は「自分が安心して打てるパドル」を選ぶことが、上達への近道になると思います。
初心者がパドル選びで迷いやすいポイント
初心者の方がパドルを選ぶときに、よくあるのが、最初から高額なモデルを選んでしまうケースです。
3万円〜4万円台のパドルは、性能が高いものも多いです。
しかし、その分、反発が強かったり、球離れが早かったりして、まだピックルボールに慣れていない方には、扱いが難しく感じることがあります。
また、プロ選手と同じモデルを選ぶ方もいます。
もちろん、好きな選手と同じパドルを使うことは、モチベーションにもなりますし、とても良いことだと思います。
ただし、プロが使っているパドルは、スイングやボールタッチが安定していることを前提に、作られている場合もあります。
そのため、初心者の方にとっては、思ったよりコントロールが難しいと感じることもあります。
もうひとつ大切なのが、パドルの形です。
自分の経験やプレースタイルに合わない形を選ぶと、ボールに当てにくかったり、ショットが安定しにくかったりすることがあります。
ポイント① 最初はコントロール重視で選ぶ
ピックルボールのパドルには、いくつかの形があります。
細長い形のパドルは、「エロンゲイティッド」と呼ばれます。
リーチが長く、パワーを出しやすいのが特徴です。
一方で、スイートスポットがやや狭く、芯を外したときにコントロールが難しくなることがあります。
ラケットスポーツの経験がある方には、細身でバランスの良い「ハイブリッド」タイプも選びやすいと思います。
テニスやバドミントンなどの経験がある方は、ラケット感覚に近い操作性を感じやすいかもしれません。
一方で、ラケットスポーツの経験があまりない方には、横幅が広めの「ワイドボディ」タイプがおすすめです。
ワイドボディはスイートスポットが広く、ボールに当てやすいため、初心者でも安心してプレーしやすい形です。
最初のパドルでは、パワーよりもコントロールを優先してみてください。
特に初心者のうちは、強く打つことよりも、狙った場所に返す感覚を身につけることが、上達につながります。
ポイント② 迷ったら16mmの厚さがおすすめ
パドルの厚さには、主に14mmと16mmがあります。
初心者の方には、まず16mmのパドルをおすすめします。
16mmのパドルは打感がやわらかく、ボールをコントロールしやすい傾向があります。
ピックルボールでは、ただ強く打つだけでなく、相手コートの浅い場所に落とすドロップショットや、キッチン付近でやわらかく打つディンクショットが、とても重要です。
16mmのパドルは、14mmに比べてボールを受け止める感覚が出やすく、こうした繊細なショットの練習にも向いていると思います。
もちろん、14mmのパドルにも良さがあります。
振り抜きやすく、反発を感じやすいモデルもあります。
ただ、初心者が最初に選ぶ1本として迷った場合は、まず16mmを選ぶと安心です。
ポイント③ 高いパドル=上手くなれる、とは限らない
パドル選びで大切なのは、価格だけではありません。
- 高いパドルを買えば上手くなる
- プロと同じパドルなら間違いない
そう考えたくなる気持ちは、とてもよく分かります。
でも、実際には、自分に合っていない高性能パドルよりも、自分が扱いやすいパドルの方が、上達しやすいことがあります。
たとえば、反発が強すぎるパドルは、ボールが飛びすぎてしまい、コントロールが難しく感じることがあります。
また、打感がやわらかすぎるパドルは、ボールを打った感覚が分かりにくいと感じる方もいます。
大切なのは、
今の自分にとって「打ちやすい」と感じるかどうか
です。
試打会やレンタルの機会があれば、低価格帯から高価格帯まで、いくつかのパドルを実際に試してみてください。
実際に打ってみると、
- 軽い方が扱いやすい
- 少し厚い方が安心できる
- ボールが飛びすぎない方が打ちやすい
など、自分に合う感覚が少しずつ分かってきます。
まとめ|最初の1本は“扱いやすさ”を大切に
初心者の方が最初に選ぶパドルは、無理に高額なモデルを選ぶ必要はありません。
まずは、次の3つを意識してみてください。
- コントロールしやすい形を選ぶ
- 迷ったら16mmの厚さを選ぶ
- プロモデルよりも、自分が扱いやすいパドルを選ぶ
ピックルボールは、パワーだけでなく、やわらかいタッチやコントロールがとても大切なスポーツです。
最初の1本は、「強く打てるパドル」よりも、「楽しく続けられるパドル」を選ぶことが大切だと思います。
僕が初心者の方に一番伝えたいのは、
まず“扱いやすさ”を大切にしてほしい
ということです。
自分に合ったパドルを選ぶことで、ピックルボールはもっと楽しく、もっと上達しやすくなります。
これからピックルボールを始める方、最初のパドル選びで迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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